著作一覧 - 著書
①『田中恭吉の芸術』 単著 昭和５２年２月 和歌山県立近代美術館
萩原朔太郎の詩集「月に吠える」の挿画で知られる夭折の版画家・詩人田中恭
吉（明治２５年～大正４年）の伝記と作品、その芸術の成立について述べた。
年譜も作成し、掲出した。
Ａ４版、６２頁。
②『美術科教育論』 単著 昭和５９年９月 造形芸術研究所
現代の芸術思潮をふまえ、美術の教科教育について述べた。昭和５３年８月の文
部省改訂による高等学校学習指導要領等の最新資料を特に参考にした。
Ａ５版、１５６頁。
③『美術館－この無知なるもの』 分担 昭和６１年５月 サンブライト出版
「美術館と画商」のセクション（１３９～１４７頁）で美術館にかかわる画商について
述べた。著者は他に、福永重樹、尾野正晴、帯金章郎、建畠 哲、菊畑茂久馬、
米倉 守、田中幸人、井手和子、天谷信之の９名 尾野正晴編
Ａ５版、 ２２３頁。
④『美術教育撰要Ⅰ』 単著 昭和６２年６月 青木書店
東西美術教育の歴史と主要な事項について解説し、美術教育の実践研究に供する。
小、中学校の学習指導要領（図画工作・美術）について原文を掲載し、その歴史や
字句の解釈についても触れた。本書末尾の日本近代の美術教育史は平成２年１０月
刊行の『日本美術教育研究敍説』に転載。
Ａ６版、 １１６頁。
⑤『わたくし美術館第三巻』 分担 昭和６２年６月 文化書房博文社
私立美術館が圧倒的に多い美術館の世界において、公立美術館のありようを見つめ
直す企画中、「富山県立近代美術館」（１６８～１７３頁）を担当。筆者が設立に
参画した同美術館の開設の経緯と展開及び未来について述べた。安永幸一ほ
か執筆。尾崎正教編著 Ｂ４版、 ２５９頁。
⑥『自己教育力に培う授業システム』 分担 平成元年４月 北大路書房
「１０章 美術教育の史的変遷」（１１５～１２５頁）担当。「自己教育力」という観点
から美術科教育を改めて見直し、戦後日本の美術教育の歴史について述べた。
著者は、秋山和夫、南本義一、松田熙一、仁井一郎ほか１２名。岡山大学教育学部教科
教育研究会編。
Ａ５版、 ２１５頁。
⑦『日本美術教育史研究敍説』 単著 平成２年１０月 東洋文庫刊行会
美術史の基底部分である広い意味での美術家の養成のありようを古代から近代
まで、５つの項目について述べ、戦後日本の美術教育にまで及んだ。岡山大学
教育学部研究集録７０～８３号に発表の論文、「日本美術教育史攷（１）～（４）」
及び大学美術教育学会誌１９、２２号に発表の論文を検討の上、本書に収載した。
Ａ５版、 ３２５頁。
⑧『美術・工芸教育の理論と実践－新しい教師のために－』
分担 平成３年５月 福村出版
「第２章、美術・工芸教育の演習、第５節、鑑賞」（１１９～１２３頁）を担当。
美術教師や教師を目指す学生のために美術の鑑賞の意味を述べた。著者は、石原
英雄、秋山泉、川口政宏ほか、２１名。石原英雄監修、橋本泰幸、福田隆真編。
Ａ５版、 ２３１頁。
⑨『ＩＳＡＯ ＯＨＳＨＩＭＡ』 共著 平成３年５月 ＩＳＡＯ ＯＨＳＨＩＭＡ
刊行会
「人と作品―大島勲その芸術の軌跡」 （１０９～１１３頁）を執筆。岡山大学
名誉教授故大島勲氏の画業を総合的に回顧し、作風展開とその芸術の意味とを解
説した。著者は、深谷徹ほか３名。
Ａ４版変形、 １１９頁。
⑩『未知との遭遇』 共著 平成５年４月 石原英雄先生の退官を記念する出版会
「古代における画工の職制と養成についての研究」（４８～５７頁）を執筆。主
として奈良時代の画工の職階制度と画工の養成制度を紹介し、日本美術教育史
の視点から考察した。著者は、三田村峻右、横山智也ほか３６名。
Ａ５版、 ２５９頁。
⑪『美術教育概説講義』 単著 平成１１年６月 美術教育談話会
美術教育に係る主たる項目を網羅し、講義資料としても活用できるように、編
成した。
Ｂ５版、 １２０頁。
この後の発表書籍を含め、計１３件を計上する。